*団体についての重要なお知らせ*
- STORKLAB OKINAWA
- 6月2日
- 読了時間: 4分
更新日:6月4日

いつもご支援いただき、ありがとうございます。以前より広報させていただいておりましたが、
当団体では2025年12月末をもって、精子提供に関する直接的な支援を終了することとなりました。
理由としては、以前より広報しておりました、特定生殖補助医療の法改正が目前となっていることに加え、信頼関係を大切にしてきた私たちの活動に対する「重大な違反行為」があったためです。
これにより、今後は直接的な精子提供に関する支援は全て終了いたします。
ここで改めて伝えたいのは、これまでの5年間活動ができたのは、支えてくださった当団体を卒業された皆様、現在ご利用いただいている多くの希望者さん、そして厳しい条件の中で多大な協力をいただいたドナーの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
皆様が積み重ねてくださった信頼があったからこそ、ここまで活動を続けることができました。現在ご懐妊中の方も含めて、27名の命が誕生いたしました。心から感謝しています。
手探りで活動し、至らないことも多い私達ですが、最も大事にしてきたのは、生まれてくるお子様たちの未来と、ドナーさん・希望者さん・団体という三者間の信頼関係です。
個人間の第三者提供において信頼関係は、ドナーの方々にも、希望者様にも必要不可欠なものです。
昨今重要性が広まりつつある出自を知る権利はもちろんですが、第三者提供には、お子様の将来に関わるさまざまなリスクがあります。
お子様同士の近親婚の可能性、将来的にお子様が何かしらの治療が必要になる可能性、その時に家族歴や遺伝的な情報など正しい情報を確認する必要もあります。正しい情報がないと適切な治療や支援が受けられない可能性があります。
お子様が安心して育ち、未来に対して準備ができるように。少しでも生きやすい未来を作るために。
私達はドナーさんや希望者さんの情報を管理するために、直接的な支援終了後も今後20年間無償で窓口を設け続けます。私たちは公的支援があるわけでもなく、利益を求めて運営していたわけでもないので、一個人がスタートとした任意団体としては、20年間窓口を設け続けるという決断は、決して楽な選択肢ではありませんが、当団体も最後まで責任をもって取り組みます。
当団体も覚悟をもって取り組むからこそ、当団体から提供する/提供を受ける条件として最低限のルールをドナーさんにも希望者さんにも設けております。いくつか重要なルールはありますが、
ドナーさんにおいては、
・当団体に虚偽の報告をしないこと。
・提供後も出自を知る権利を保証。
希望者さんにおいては、
・出生後のご連絡をいただくこと。
・情報管理にご協力いただくこと。
という基本的な条件において、残念ながら、ドナーさん・希望者さん双方において一部の方との信頼関係が築けない状況が発生しました。
法改正ギリギリまで活動するつもりでしたが、この結果を踏まえて、活動終了の決断に至りました。
「バレなければいい。」
「自分さえ子どもが授かれれば良い。」
という考え方の方が一人でもいる限り、
団体としての信頼関係が成り立たず、
この活動を続けることはできません。
■今後について
卒業した方・提供終了したドナーさんも含めて、改めてルールの周知を徹底します。同意書の貰い直しも予定しておりますので、個別にご案内を進めさせていただきます。
また、現在ご利用いただいている皆様や、ドナーさんにも再度同意書を貰い直しした上で、12月まで支援は継続させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。ドナーの皆様にも、12月まで引き続きご協力いただけますようお願い申し上げます。
以前面談を終えていて利用を停止されている方と、新規利用希望の方で空き待ちで予約いただいている方には個別でご連絡差し上げます。こちらからご連絡がない場合はお手数ですがお問い合わせください。(尚、現在は空き待ちの予約も受付終了しております)
来年度からは情報管理をメインとし、その他活動においては今後団体内で協議してまいります。
また、活動終了に伴い、決済方法としてクレジットカード払いの導入を停止いたします。ご不便をおかけしますが、何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
これまでのご支援に心から感謝しています。
今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。
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